時間：2025年1月13日

機械式(自動巻き)時計は常に動かした方がいいですか？

自動巻きムーブメントの、いわゆる機械式時計は、基本的に一定時間放置するとゼンマイが緩みきって止まってしまいます。 数本コレクションしている方などから「機械式時計は止めておくと壊れますか？」と聞かれることがあります。 答えは、よく止めてしまうより常に動かす事が時計にとっていい状態をキープすることになります。

安定した駆動力を機械部分に伝達するためには、一日最低8～10時間、腕にはめた状態でご使用下さい。特に、お買い上げの直後や、一度停止した後にご使用いただく場合は、必ずリューズを巻き上げ方向（通常12時方向）に20～30回ほどゆっくりとゼンマイを巻き上げてからご使用下さい。また、自動巻時計のゼンマイには、巻き上げすぎによるゼンマイ切れを防止するために”スリップ機構”が搭載されており、無制限に巻き上げることが出来ますが、20～30回を目安に巻き上げて下さい。

機械時計は転倒を恐れ、激しい運動は部品の損傷を招き、時間の正確性に影響を与える可能性がある。日常的な使用では、ぶつかったり振動したりしないように注意してください。

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